楽園にかたちなんかない……
私は最後まで此処に居る。
その答えに、お前達は何が出来る?
継ぎ接ぎだらけのこの躯でも、愛してくれる?
僕の居ない記憶など全て消えてしまえばいい。
憶えていますか。世界が綺麗だった日のこと。
見捨てはしないと誓うよ。僕のもので在りさえすれば。
永遠は信じない。僕が君を愛してしまったから。
永久を契った刹那も確かに存在していた瞬間。
名も腕も声も熱も失ってなお私は答を吐き出す
私はかつての私の言葉を誰もいない海に流し続ける。
触れて、見て、感じて、そして貴方に伝えたかった。
私は幸せだと思った。そうでないと、不幸せだから。
貴方への想いを失くして、私の言葉は消えた。
記憶は肉体に 思考は刃物に そして血が、言葉になる。
私が私であった事を、恐らく貴方は知っていたのだろうね。
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